紀伊半島カワセミ奮戦記menu  ON_OFF

野鳥撮影紆余曲折

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カワセミ写真を撮り始めてからの超望遠レンズなどのカワセミ野鳥撮影機材の試行錯誤です。
デジタルカメラでのカワセミなど野鳥撮影は機材さえ揃えれば、後は費用もかからず手軽に自然と親しめます。
これからカワセミ、野鳥撮影を始められる方の参考になればと思いこのページを作成しました。

このページは2006年2月に作成したものですが、その後いろいろ変遷を経ていますので、まず現在の機器構成から紹介したいと思います。
2007.09、超望遠レンズとして、天体望遠鏡 ボーグ101EDを購入しました。
接続は一眼レフに直焦点です。(カメラのマニュアルレンズと同じ使用感覚です)

2008.10、天体望遠鏡 ボーグ101ED 購入から一年を経過しましたが、その写りには非常に満足しています。
今までとは比べものにならない解像感です。カメラは現在ペンタックスK10DとオリンパスE-420を使用しています。

ペンタックスistDs購入

平成16年11月19日ペンタックスistDsを発売日に購入しました。購入後は近くの紅葉を写し、 清水温泉に行った時にフィルム時代から持っていたトキナーのズームセットのレンズで飛んでいるトンビを写しました。 これが結構おもしろい、デジタルなのでフィルムを気にせず撮り放題。 望遠も1.5倍の効果がある、デジタルは素人が鳥を写すには好都合ではないか。もっと他の鳥を撮ってみようと次に写したのがジョウビタキ。 その次がセキレイとメジロ。イソヒヨドリ。街中にこんなカラフルな鳥が居たんだとスズメやカラス、ハト程度しか知らなかった私にはショックでした。 他に何か良い鳥はいないかとインターネットの鳥図鑑などで探しているとカワセミなるものを発見。「これが撮りたい」。でも何処に居るのか分からない。 おそらくきれいな水の川や池に居るんだろうとカワセミ探しが始まりました。 ところが幸か不幸かすぐに吉野の津風呂湖でカワセミを見つけてしまいました。カワセミ地獄の始まりてす。 このとき使ったのがトキナーの300mmズーム(初めてのカワセミ(トリミングしています))。 しかしこれでは望遠が全然足りない。

デジスコに挑戦

ということでインターネットでテジスコなるもの知り、 キャノンパワーショットのa70を持っていたので、 これが使えそうだとフィールドスコープを探すと丁度フジヤカメラでビクセンのジオマed65-Sの中古があったので即購入。 スコープとカメラをどのように繋ぐのか、この組み合わせで大丈夫なのか、まったく分からずに購入した。 とにかく繋ぐ方法を考えなくてはとカメラとスコープを持ってホームセンターへ。 塩ビパイプのジョイントが使えそうなのでこれで試して見ることに。

自作アダプター

最初に作った自作アダプターがこれ
後に作り変えていきますが、それはまたあとで紹介します。
カメラを付けずに、スコープでピントを合わせ塩ビパイプにカメラを押し込んでオートフォーカスで写す。
という方法です。
写した写真がこちら
以前より所有していたフニャフニャ三脚のため、地震が起きたかと思うほどのブレ、それに折角導入できた鳥に三脚が思った位置で固定できない
どうもモヤッとした写真になります。
三脚が悪いのか、カメラが悪いのか、スコープが悪いのか、接続方法が悪いのか今の段階では全く特定できません。(腕はこっちへ置いといて)

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やっぱり一眼レフがいい

上の結果からやっぱり一眼レフに望遠レンズが良いと手持ち300mmズームレンズの望遠をアップするためケンコーの2倍テレコンを購入。
で、撮った写真がこれ
いまいち。

一眼レフにフィールドスコープ

デジスコ初挑戦は、あまりに問題が山積みなので、一眼レフにフィールドスコープをつないで見ることに。
カメラアダプターGTリングを購入。さらに超安物三脚に見切りをつけ、安物三脚を購入。
写した写真がこれ
雪がちらつく状況にしてはデジスコよりは良くなった?
別の日の晴れた日の写真
ssが上がり、鳥が近くに留まってくれればかなり良い。ただレタッチしてますし、原寸の写真ではかなりブレています。
しかしファインダーはやはり暗く、ピントは合わせにくい。

デジスコに戻って

一眼レフにフィールドスコープではやはり暗いし、先のデジスコの方法ではスコープでピントを合わせ後のカメラの接続にもたつくので、 カメラの背面液晶でのピント合わせに挑戦した。
液晶画面が見辛いので角型のルーペを購入しネジを付けて輪ゴムで止める
しかし、この方法でも合わせ辛い。

デジスコ接続あれこれ

最終的に、キャノンパワーショットa70でデジスコをする場合、塩ビジョイントにテープを巻いたものだけ接眼レンズに差込み、 カメラには専用アダプターチューブを付け、 スコープのピントを合わせてからこれを押し込んでオートフォーカスで撮る方法で写しています。
他にこのような方法も試しました。アダプターチューブにペンタックスのレンズリヤキャップで作ったものをはめ込んで、一眼レフボディにレンズを取り付けるのと同じ方法でピント合わせ後接続する方法もやってみましたが、 先の方法のほうがすばやく対応できるので使っていません。

トキナーの400mmズーム

安物300mmズームに2倍テレコンではダメ、しかし大砲は手が出ない。シグマのapoテレマクロ400mmが写りがシャープだとインターネットで知り、 「単焦点がほしい」と中古カメラサイトを巡るがない。
トキナーの400mmズームは出物があった。 このレンズ「結構評判もいいようなのでこれでいいか」と購入。
和歌山城でこの写真、これを原寸のまま切り取った写真
やっぱり単焦点がほしい。

SIGMA 400MM/F5.6 APO TELE MACRO MF

400mmズームではどうも消化不良なので、依然、中古カメラサイトを毎日巡回していました。やっと出ました。
もちろん飛びつきました。
単焦点の効果は?この写真、これを原寸のまま切り取った写真
これなら結構シャープに撮れそうだ。

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効果絶大、鳥に近づくための新兵器

これまでの結果、カワセミを綺麗に撮るにはやはり近くから写すに勝るものはない。フィールドでカワセミを見つけても近づくと逃げられる。一箇所に座って待っていても、見事に私の居るところだけ迂回して行く。
何かカムフラージュを考えなくてはと、まずはワンタッチテントを使って見たがどうも移動などが大変だ、ビーチパラソルの周りにカーテンを吊るしてその中に入ろうか、 でも中心にパラソルの中棒がくるので邪魔になる。
と散々悩んだあげく思いついたのがこの新兵器。これなら場所移動も比較的簡単。ただ、生地の幅にもよるが後方は頭部しか隠れていない。
不安を感じながらフィールドで初挑戦。
カワセミ君お気に入りの藪の斜め前に新兵器をセット、一番近い枝まで7~8m位か。さほど待つこともなく上流側から、ピー、ピー、とカワセミの声が次第に大きく聞こえてくる。「来た!」。いよいよ通過するのかと思った時、ピピピピピピピピーと小刻みに泣きながら藪の向こう端に留まった。10mと少し。 これがその時の最初の写真(シグマ400mm)、その後こちら向きに飛び出したと思ったら急停止、なんとすぐそこでホパリング、カメラに向かって飛んで来たので、幾ら反応の悪い私でもどうにか撮ることができた。
こうして新兵器は大成功をおさめ、私は新兵器の威力により、世界が変わったような感覚に酔いしれ、この夜、妻の冷たい視線を浴びながら一人祝杯を挙げたのであった。
もちろん肴はカワセミの写真

その後いろいろ改良し、2008.10現在のものをこちらにアップしました。

カワセミの、どアップが撮りたい

新兵器のおかげでカワセミに近づくことができるため、撮る写真の数や鮮明さが格段に向上した(原寸のうちカワセミだけ切り取ったもの)。シャッタースピードの不足で流れてしまう写真が多いが「飛びもの」もいくらか撮れた。となってくると「もっと大きく鮮明に撮りたい」と欲が出てくる。
二倍のテレコンはやはりf5.6レンズには絞り二段の暗さはキツイ、1.5倍のテレコンを買って使ってみる。鮮明さの劣化も気にならず普通に撮るなら結構扱いやすい。400mmに1.5倍テレコン、デジタルで換算すると900mm相当、しかし目標とするところは"どアップ"である。全然足りない。
スコープに一眼レフでアダプターの延長リング使うと2250mm相当となるがf値は約23という暗さ(2250mm相当の写真)(40倍接眼レンズに延長リングなし3000mm相当の写真)。ピントが合っていないのか、ブレなのか、レンズの解像度か、なかなか鮮明な写真は取れない。
このフィールドではこれ以上近づくのも無理。また、夏になり草が生い茂って河原に降りにくい。
とここでまた明るさと望遠効果では有利なデジスコが頭をもたげてくる。難点はピント合わせ。
一眼レフのようにファィンダーでピントが確認できれば。
で、調べてみると10倍ズームのファインダーは光学ではなく、液晶が多いよう。これならなんとかピントが合わせやすいかも、とカメラを探すと、キョーセラがカメラ事業撤退で finecam m410r が二万円を切る程度で売っている。ビューファインダーの画素数はかなり多い、ということで購入。
さて、あとの問題は接眼レンズであるが、先達の方々のサイトを参考にさせていただくが、私に出来そうなのはクローズアップレンズの代用のみ。選択の余地なくこの方法をとる事に。結局ヤフオクで acのno.5 四個と mcのno.10 二個を手に入れた。
いろいろ組み合わせて使ってみるが、テレ端ばかりの撮影ではやはり画像はあまい。
10倍ズームデジスコの写真
広角側と望遠端の比較の写真
ただ、ピントは意外なほど合わせやすいものになった。最終的にカメラのオートフォーカスが微調整してくれるので一眼レフのマニュアルレンズより合わせやすい。
その後、このシステムで5m位の距離からカワセミを写す機会があり、初めてテレ端でなく少し広角側で写した写真は予想外に鮮明なものでした。
ということはやっぱり近さが一番。

パランスプレート

ネットオークションでビデオ雲台付きの 3.5キロクラスの三脚が五千円弱だったので鳥の導入と固定が容易になるかと落札した。
カメラのバランスが取れていないと意味がないのでパランスプレートを購入。止めたところで固定するので大変便利になりました。

レリーズ

一眼レフで撮る時、私はレリーズを使わないでひたすら連写するのですが、高倍率でミラーアップの振動もないデジスコはレリーズが必須です。
先達の方々サイトで作り方を参考にさせて頂いた自作レリーズです。
ドリルで小さめ、すり鉢状に開けた穴にナットを叩き込むだけ。

飛びものが撮りたい

カワセミを大きく鮮明に撮りたいという欲望とともに、飛びものを撮りたいと欲望も片一方にあります。
先の10倍ズームデジスコで広角側ならssもそこそこ上がるし、連射速度も秒3コマなので贅沢を言わなければまずまずの速さ。 しかし、残念なことにこのカメラ、マニュアルフォーカスがない。
置きピンで飛び出しなどを待つ場合ずーっとシャッターを半押ししていなければならず、一旦指を放すとまたピント合わせをしなければならない。これはかなり苦痛です。
となると「少しでも明るい一眼レフのレンズが欲しい」ということになってきます。
しかし大砲は買えない私に良いのか悪いのかペンタックスには smc pentax 500mm f4.5 という中古ならリーズナブルなマニュアルレンズがあります。 キャノンなどに比べてペンタックスのオートフォーカスのスピードはあまり評判が良くないようだし、どうせ鳥を写すのに手前の枝にフォーカスが合って難儀するだけだ。 ペンタックスが今でも販売しているレンズだから、edではないにしろそこそこの写りをするのだろうと自分に言い聞かせ、いつの間にかヤフオクで pentax 500mm をキーワードに日々検索する私がいた。
当然めでたく落札の運びとなり、3.3キロの重いレンズを担ぎまわることとなった。

教訓 留まりものは近さが重要、飛びものは反射神経が重要。

ということでこのレンズで撮った留まりものの写真です(原寸から切り取りです)。

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これで飛びものが撮れる?ワルサーボイントサイト

飛びものが撮りたい。たとえば飛び出しをとる場合、私はカワセミをファインダーの一番端に置いて、あるいは全くカワセミを外して、飛ぶ瞬間を待つのですが、なかなかその緊張感が持続しません。 また、反応が遅いため殆どの写真が もぬけの殻 という状態です。そんな私でも飛びものの撮れる可能性が高いのはやはりダイブの着水点です。着水前は間に合いませんが、出てきたところは結構撮れます。 その時ファインダーを覗いていては何処へ行ったのか分かりませんので、ワルサーボイントサイトのような照準器が必要です。
最初の頃は留まって居る鳥をスコープやファインダーに導入するだけでも時間がかかり、鳥がもう居ないという状況がよくあり、スカイサーファーなどの照準器はそのためにあると思っていました。
しかし、飛びものにこそ威力を発揮するのだと分かった時、即ワルサーボイントサイトを購入。
これで大分楽になりました。

一眼レフ+フィールドスコープを見直す、太陽の力は絶大?

知人がデジスコに買ったスコープを一眼レフに繋ぐというので、写り具合の参考になればと思い、私も久々に一眼レフ+フィールドスコープで撮ってみました。
延長リングを付けると無理があるようなので、延長リングなしの20倍接眼レンズで1500mm相当。
写してビックリ、太陽の力なのか、最近風景写真までずーっとマニュアルでピント合わせしているので慣れてきたのか、分かりませんが、意外なほどシャープに写るんです。
もともと倍率を欲張らなければ、やはりこれも単焦点だからか、1500mmなら「結構写るなあ」と思っていましたが、こんなにシャープに撮れたことはありませんでした。
で、その写真
その写真②
その写真③
いずれもピクセル等倍です。600*900でトリミング。

この写真を撮っていて不思議に思ったことがあります。この写真なんですが、同じ所から撮ったもので、カワセミの留まって居る場所は、枝の先側と元側の違いはあります。 フィールドスコープ20倍接眼レンズ+デジタル一眼レフ 1000mmにデジタルなので 1500mm相当と ペンタックス 500mmに 1.5倍テレプラスで 750mm デジタルなので 1125mm相当で写したものなのですが、カワセミの姿勢もあるかも知れませんが、とても1500mmと1125mmの差には思えないのですが、こんなものでしょうか。

一眼レフ望遠レンズでデジスコ

デジスコでの撮影で、広角側は結構シャープな写真が撮れるのだが、望遠側ではスッキリしない。大きく撮れないなら一眼レフで撮るほうが良い。
原因はスコープとカメラのどちらにあるのか。その原因を探るため、また、ひょっとするとシャープな写真が撮れるかもしれないとの期待を込め、一眼レフ望遠レンズでデジスコに挑戦した。
まず、接眼レンズは 52mmクローズアップレンズの三連なので、これを望遠レンズに繋げなければならない。ボーグにパーツが販売されているが結構高い。今回もリヤキャップを使うことに。
使っていない55mmのフィルターの内径がリヤキャップの外径にはまりそうなのでそのガラスを割り、足で踏みつけ体重をかけるとキッチリとはまった。キャップの中央に穴を開け、ステップアップリングで接眼レンズと繋ぐ。 しかしこれでは遠くにしかピントか合わないのでレンズとキャップの間に接写リングを入れ調整した。
これで見える像は倒立で、カメラのレンズはフランジバックが短いので正立プリズムが使えないらしい。
しかし、鳥の導入は照準器で見るので問題ない。あとは、ファインダーを覗いての微調整とピント合わせが逆さまの世界である。 上下左右逆は少し頭が変になりそうだが、もともとカワセミのおかげでおかしくになっている頭なのでこれもたいして問題ない。
400mmと500mmのレンズに付け試し撮りしたが結果は良くない。ケラレはかなり解消されるが、今の段階ではまだ分からないがスコープの方が良いように思う。
これなら上の一眼レフ+フィールドスコープが意外なほどシャープなのも納得できる。

現在天体望遠鏡を思案中

2007年9月、天体望遠鏡ボーグ101ED購入